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コラム COLUMN

座りっぱなしにご用心

2020年に世界保健機構が発表した『WHO身体活動・座位行動ガイドライン』によると、

18~64歳の成人が健康効果を得るには、 1週間を通して中強度の有酸素性の身体活動を少なくとも150~300分、

高強度の有酸素性の身体活動を少なくとも75~150分、 又は中強度と高強度の組み合わせを同等量行った方が良いとか。

座っている間は筋肉の動きが減るため、血管の収縮や拡張が自動的に行われません。

また、背中やお尻などの体重がかかっている部分は、圧が強い分、血流が悪くなります。   

それが生活習慣病や循環器疾患、がんによる死亡率の上昇などの様々な健康リスクを招くため、

WHOは座りっぱなしを避けるよう呼びかけています。 国内のある調査でも、日中に座っている時間が2時間増えるごとに、

死亡リスクが15.3%増加することが明らかになったそうです。   

オーストラリアの研究でも、1日に11時間以上座っている人の死亡リスクは、

4時間未満の人より40%以上高いことがわかっています。 この数字を見ると、座る時間を減らさずにはいられませんね…。

では、自宅でできる対策には、どのようなものがあるのでしょうか。

医師などの専門家は、・座りっぱなしは良くないことを強く意識する  ・座りっぱなしの時間を短くするため、定期的に立って体を動かす

・食事は立食スタイルで行う ・座ってテレビを見るなら、CMのたびに立って体を動かす

・座りすぎを防ぐアプリを活用する  ・立って作業できるよう、昇降式デスクやスタンディングデスクを設置するなどの対策を紹介しています。

前述のWHOによると、座りっぱなしの健康リスクは、世界で年間200万人の死因に繋がるとか。

日本人が座っている時間は、世界最長の7時間だそうです。

デスクワークをする大人もそうですが、子どもたちも、学校での授業や宿題で長時間座らざるを得ません。   

ゲームやスマホに夢中になり、時間を忘れて座り続ける子もいます。

健康リスクを減らすため、自宅で座りっぱなしにさせない工夫や、座らないことや動くことが苦でない環境づくりを心がけたいですね。

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