コラム COLUMN
色によるトラブルを防ぐために。
通販で注文した商品が届いた時、紹介画像と実物との色の違いに驚いたことはありませんか?
そんな時、返品交換に応じてくれるお店もありますが、『イメージの違いによる返品交換費用は購入者負担』とするケースも多く、
勉強代として泣き寝入りする方もいます。このようなトラブルは、家づくりでも発生することがあるんです…。
■面積効果
面積効果とは、面積の大きさによって色の見え方が変わる効果のことです。
そのため、小さなサンプルから選ぶと、「想像していたのと違う」「こんなはずじゃなかった」と後悔することがあります。
小さなサンプルの色は、面積が大きくなるほど強調して見えます。
・明るい色を選ぶ時は、気に入った色より少し暗めの色を・暗い色を選ぶ時は、気に入った色より少し明るめの色をという感じで選ぶと、
イメージと仕上がりの差異を減らせます。
■光源
外壁の色やデザインを選ぶ時は、屋外でサンプルを見ましょう。
天気や時間帯によっても見え方が変わるので、一度の打ち合せで決めるのでは無く、天気や時間帯を変えて何度かチェックした方が良いでしょう。
また、壁紙の色やデザインも照明によって見え方が変わります。・リビングはシーリングライトで全体を明るく
・ダイニングはペンダントライトで落ち着いた雰囲気になどの照明計画があるなら、その照明の下でサンプルがどのように見えるか確かめましょう。
■普段から観察を
イメージを言葉で伝えるのは難しいものです。
より伝えやすくするために、外出先で気に入った外壁や壁紙を見つけたら撮影し、天気や時間帯、照明の様子をメモしておきましょう。
撮影を重ねると好みの傾向が明確になります。気づかなかった自分を発見できるかもしれません。
■家具とのバランス
壁紙と家具の色やバランスが異なると、ちぐはぐでまとまりのない印象を与えることがあります。
・仕事部屋はクールで上質な印象に・ダイニングは温かで家庭的な印象にというように、
部屋ごとのテーマを決めると、ちぐはぐな仕上がりを防げますよ。