コラム COLUMN
ローリングストックを始めませんか?
前回、自宅療養の備えについてお話しました。同居家族も濃厚接触者として自宅待機することを考えると、食料は余裕をもって備蓄したいですね。
一方、自然災害などの緊急時の備えとしては、一人当たり最低3日~1週間分の備蓄が目安とされています。
我が家も東日本大震災をきっかけに備蓄を始めましたが、賞味期限の管理ができず、何度か廃棄したことがあります。あの頃、ローリングストックを知っていたら、、、。
■ローリングストックとは
日常的に使う食材や加工品などを多めに買い置きし、古いものから計画的に消費して、使った分だけ買い足す方法です。
■メリット
・日常的に使うものなので、多めに備蓄しても無駄がない ・特売日に合わせて購入できるのでお得 ・賞味期限切れを防げる
・買い占めで品切れになっても、備蓄があるので安心 ・体調不良や悪天候の際、無理して買い物に行かなくてよい ・非常食の試食ができるので、好みの味を探せる
・非常時に普段の食事ができるので、ストレスを軽減できる
■収納のコツ
スーパーなどの陳列のように、新たに購入したものを奥に置き、手前の賞味期限が短いものから使えば、期限の管理が簡単です。
また、・「主食」「嗜好品」「非常食」 ・「炭水化物」「たんぱく質」「ビタミン」 ・「調理不要」「水が必要」「熱湯が必要」
・「1日目」「2日目」「3日目」・「常温可」「要冷蔵」「要冷凍」などのように、みなさんが必要とする分類法で保存すれば買い忘れを防げます。
■忘れがちなのはコレ
災害時の備えとして忘れがちなのが『熱源』となるカセットコンロとカセットボンベです。
日本ガス石油機器工業会によると、カセットコンロの買い替え目安は、製造後約10年。
そして、カセットボンベは約7年を目安に使い切ることが推奨されています。なお、カセットボンベは、停電時のストーブの熱源としても活用できます。
キャンプ好きな方にはお馴染みのアイテムですが、非常時専用として確保している方もいるとか。
停電時の暖房手段として利用する計画なら、カセットボンベは多めに備蓄しましょう。
スタッフが非常時の備えとして確保していた使い捨てカイロは、非常時が無かったので、無事に(?)有効期限を終えました。
有効期限が過ぎても、持続時間や温度が低下するだけなので危険性はありません。
とはいえ、寒さはほかの要素でカバーできるので、今後も活躍の場は無さそうです。それに、非常用として新たに買い足しましたし、、、。
ということで、消臭剤や除湿剤など、暖める以外の方法を模索中です。