コラム COLUMN
夜、庭に不審者がいました。
先日の夜、一時間ほど外出したスタッフが車で帰宅した時、庭に、フルフェイスのヘルメットで顔を隠した全身黒ずくめの人(多分、男性)がいました。
スタッフの車に気づいた途端、不審者は塀を乗り越えて隣家の庭に降り、あっという間に逃走。
突然の恐怖に凍り付いたスタッフが我に返った時には、もう追跡しようがありませんでした。
カーポートに車が無く、室内が真っ暗だったので、侵入窃盗犯に狙われたのかもしれません。
枯葉を詰め込んだゴミ袋の近くに不審者がいたということは、こ れから放火するところだったのかもしれません。
スタッフは、懐中電灯を片手に庭や建物の無事を確認したものの、その夜は眠る気になれませんでした。
結局、防犯カメラの発注や、防犯対策の見直しをして過ごしました。
空き巣などの侵入犯罪を行う者は、・庭木や塀など、外からの視線を遮るものがあるか ・二階に侵入するため足場にできるものがあるか
・人通りが多いか ・人目に付きにくい場所に侵入口があるか ・トイレや浴室など、開けっ放しや無施錠の窓はないか
・逃げやすいか ・犬を飼っているかなどを事前に調べるといいます。また、放火犯は、火をつけやすい場所ならどこでも狙います。
出しっぱなしのゴミ、自転車かごのカバー、庭の枯葉など、みなさんのお宅は大丈夫でしょうか。
前述のスタッフは、防犯カメラとセンサーライトを設置しました。そして、枯葉を入れたゴミ袋など、燃えやすそうなものは物置に移動しました。
また、近隣の方に会った際、不審者のことを伝えるようにしました。
その結果、夜に外灯を付けるお宅が増えました。防犯カメラや見慣れない通行人などについての情報交換も増えました。
それぞれスマホで防犯カメラの映像を確認できるようにしたので、家族全員の防犯意識も高まりました。
数年前の夜、近所で忍び込み(就寝時の侵入犯罪)被害が発生したこともあり、皆、もともと侵入犯罪に不安を感じていたようです。
安全な新居で安心して暮らすには防犯対策が欠かせません。
念願の新居が完成したものの、夜は無人になる1階の様子が心配で、2階の寝室で熟睡できないという方もいますが、みなさんが計画中の新居は大丈夫でしょうか。
防犯カメラは、犯罪の抑止力だけでなく、ご近所トラブルにも役立ちます。室内に設置すれば、留守中の侵入犯罪だけでなく、ペットの様子も観察できます。
とはいえ、防犯カメラを設置していなくても、侵入者は、庭がきちんと片付いている住まいや外からの視線を感じる住まいは避ける傾向があるとか。
プライバシーの確保と防犯対策のバランスは難しいものですが、その場所に最適な方法を考えたいものですね。