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コラム COLUMN

駐車場づくりで気を付けたいこと

あなたは、今使っている駐車場に満足していますか?駐車場の幅が狭いと、ドアを全開にできません。

すると、荷物の出し入れや車の乗り降りにストレスを感じることがあります。強風に煽られて勢いよく開いたドアにヒヤッとすることもあります。

そのため、「新居の駐車場は、幅も奥行きも余裕が欲しい」と思う方は少なくありません。

しかし、施主の体験談の中には、「業者の言う通りのサイズにしたのに、狭くて使いづらい」「軽自動車から普通車に買い替えたら、狭さを感じるようになった」

「幅に余裕が無いので車庫入れが大変」などの声があります。毎日使う場所だけに、そのストレスは大きそうですよね。

では、駐車場を快適に使うには、どれくらいの広さが必要なのでしょうか。   

財団法人駐車場整備推進機構によると、幅6mの前面道路に対して直角方向に駐車する場合の目安は、

・軽自動車(排気量660cc以内):長さ4m、幅2.2m ・小型自動車(排気量2,000cc以内):長さ5m、幅2.6m

・普通自動車(排気量2,000cc以上):長さ5.9m、幅2.9m ・車椅子を使用する場合:長さ6.0m、幅3.5mとされています。

前面道路の幅が狭いと、その分だけ車庫入れは難しくなりますよね。安全に駐車するには、幅を広めにするなどの配慮は欠かせません。

車庫入れが苦手な方にとっては、特に切実な問題です。ぜひ、余裕のある幅を確保してあげてください。

ところで、打ち合わせの際、業者に「敷地の有効利用のため、新居の駐車場に量水器(水道メーター)や浄化槽を設けましょう」と言われたら気を付けてください。

車の下に量水器があると、水道業者が検針に来るたびに車を移動させなければなりません。   

留守などで車を移動できなかった時、あなたが検針して報告するよう求められる可能性もあります。

また、車の下に浄化槽があるなら、点検や清掃の度に車を移動させなければなりません。

敷地内に駐車できるスペースがあればまだしも、その都度路上駐車で対応するのは難しいですよね。何より、単純に面倒です。

なお、「浄化槽の使用に関する準則」では、浄化槽を使う人に対して・浄化槽の上部、周辺に保守点検や清掃の邪魔になる構造物を作らない

・浄化槽の上に浄化槽の機能を妨げるような荷重をかけない ・通気口をふさがないなどの義務を求めています。

駐車場の打ち合わせをする際は、幅や奥行きだけでなく、浄化槽や量水器などの設備についても確認しましょう。   

以前お話しした『雨水枡』の配置確認も大切です。そして、もしそれらの設備を駐車場に設けるなら蓋を金属製にするなどの耐荷重対策も忘れないようにしましょう。

外構を業者任せにした結果、後悔する方は少なくありません。施工業者の説明に不安を感じた時は、浄化槽や水道などの専門業者に質問するのも良い方法だと思います。

 

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