コラム COLUMN
窓づくりで後悔の声が多い3つのこと
暑い夏ですが、窓を全開にする時間もあることでしょう。そんなとき、外の物音や話し声が良く聞こえます。
普段の音量なら、会話の内容までは聞き取れません。
しかし、親御さんがお子さんを叱る時や、飼い主さんがペットを叱る時って声が大きくなりがちですよね。
そんな声を聞くたびに、「窓を開けた部屋で自分が子どもを叱った声も、近所に響いていたんだろうな…」と、
今さらではありますが恥ずかしさを感じています。
そんな経緯もあり、聞かない方が良さそうなお説教が耳に届くと、そっと窓を閉めています。
きっと、感情的な声は人に聞かれたくないでしょうから。
■どんな後悔が多い?
窓づくりの後悔で多いのが、・風通しが悪い ・隣家や道路からの視線が気になる ・部屋が暗いの3つです。
それを防ぐには、どうすれば良いのでしょう。
その地域の風向きに合わせて「入口」と「出口」を設けると、風通しの効率は良くなります。
しかし、部屋によっては、壁の1面にしか窓を設置できない場合もありますよね。
そんな時でも、上と下に窓を設ければ空気を動かせます。 天窓を設けるのもいいですね。
もし1つしか設置できない時は、隣の部屋も含めて風の通り道をつくりましょう。
■視線
窓の配置を考える時、隣家の窓に重なる場所は避けた方が賢明です。
とはいえ、間取りや家具を置く場所によっては、どうしても避けられないこともあるでしょう。
そんな時は、・視線が合わない高さに横長窓を設ける ・ルーバー雨戸を設置する(断熱効果もアリ!)
・引き違い窓ではなく、内倒し窓などの視線が届きにくい窓にするなどの方法を検討しましょう。
トイレや浴室など、カーテンで目隠ししない窓の位置や種類は、特に慎重に検討しましょう。
■採光
季節によって日差しは異なるので、まずは、その部屋でどのように過ごしたいか確認しましょう。
例えば、早起きしないための寝室づくりなら、東側の窓は避けるか小さめにすれば、夏の日の出対策ができます。
自然光で明るい部屋づくりをするなら、・光を遮る壁を減らし、広々とした空間にする
・チェッカーガラスなど、採光を妨げない間仕切りにする ・光ダクトを設置して、窓から離れた場所にも自然光を届けるなどの方法があります。
■紫外線
窓から侵入する紫外線は、人だけでなく、壁や床、家具にもダメージを与えます。
前述の光ダクトは紫外線をカットできますが、一般的な窓はそうもいきません。
そこで重宝されているのが紫外線カットフィルムです。
種類によっては、目隠し効果、飛散防止、遮光、断熱などの機能を加えたものもあります。
ただし、・LOW-E複層ガラスなど、ガラスの種類によっては貼れないもの
・張り直しができないものがあるので、購入の際は商品説明を確認しましょう。