コラム COLUMN
睡眠の質の低下を防ぐために
厚生労働省の調査によると、20歳以上の男女の3割以上が、睡眠の質の低下により日中に眠気を感じたことがあるそうです。
ちなみに、「あなたの睡眠の確保の妨げとなっていることは?」との問いに対し、
男女ともに最も多い回答は「就寝前に携帯電話、メール、ゲームなどに熱中すること」でした。
スマホを使いすぎると、自律神経への影響や免疫機能の低下が心配です。
睡眠の質も低下するので、もし寝不足で悩んでいるなら・寝室にスマホなどのデジタル機器を持ち込まない
・使う時間を制限し、意識して距離を置くなどの方法を試してみましょう。
ところでみなさん、スマホなどのデジタル機器以外にも、睡眠の質を低下させるものがあります。
ストレスなど解決が難しいものもありますが、自分次第で調整できるのが『喫煙』『飲酒』『食事』です。
■喫煙
喫煙すると、覚醒作用が働くので寝つきが悪くなります。
睡眠の質が低下するので、たっぷり寝ても寝不足だと感じることがあります。
■飲酒
お酒を飲むと眠くなる方は、寝つきを良くするために飲酒することがあります。
しかし、酔いが醒めるについれて脳が活動を始めるので眠りは浅くなります。
また、習慣化すると飲酒量を増やさないと寝付けなくなるので、アルコール依存症に至る恐れもあります。
そのほかにも、・夜中にトイレに行く回数が増える・アルコールが、呼吸障害やいびきを引き起こすなどのリスクもあります。
■食事
寝る前に食事をすると、就寝中も消化を行うので体は休めません。
起きている間に消化を終えるため、睡眠の3時間前までに食事を終えましょう。
とはいえ、仕事の都合で食事が遅れたり、どうしても夜食を食べたい時ってありますよね。
そんな時は、柔らかくて消化の良いものを食べましょう。
揚げ物やスナック菓子は、睡眠の質を低下させるだけでなく、胃もたれや肥満の原因になるので注意しましょう。
睡眠に適した間取りや質の良い寝具で環境を整えても、生活習慣が原因で睡眠の質が悪くなることがあります。
寝不足や倦怠感が気になる時は、生活習慣を見直してみましょう。