コラム COLUMN
環境の変化による集中力の違いを観察しましょう。
間取りを考える時、お子さんが勉強する場所をどこにどのように整えるか悩んだことはありませんか?
巷には、『お子さんの集中力・やる気・成績を向上させるための環境づくり』に関する情報が溢れています。
そのため、「お子さんを〇〇大学に合格させた親御さんの環境づくりを真似てみよう」
「個室よりリビングがいいの?じゃあリビングに勉強スペースを設けよう」とする親御さんがいるそうです。
とはいえ、・自分の部屋で音楽を聴きながらでないと集中できない・やらざるを得ない状況を作るため、家族がいる場所で勉強している
・公共の自習室のように、他の人も勉強している場所の方が頑張れるなどのように、人によって集中できる環境は異なります。
そのため、親御さんが用意した環境が、お子さんに合わないこともあるんです。
では、お子さんに合う環境を見つけるには、どうすればよいのでしょうか。
まずは、自宅でお子さんが勉強している様子を観察しましょう。
そして、机の位置や勉強する場所などを少しずつ変えてみましょう。
すると、「リビングより自室」「一人より兄弟と」「壁は前より後ろ」などのように、より良い環境がわかってきます。
音・明かり・壁紙の色などによる集中力の違いも参考になることでしょう。
なお、小さな頃は家族と同じ場所で勉強する方が集中できたお子さんでも、成長とともに集中できる環境が変わることがあります。
そんな時、「せっかく環境を整えたのに…」とガッカリする必要はありません。
より良い環境を自力で見つけたお子さんの成長を喜びたいですね。