コラム COLUMN
昨年度の家づくりの状況は?
住宅生産団体連合会が公表した「2020年度 戸建注文住宅の顧客実態調査」によると、
2020年度に戸建て注文住宅を取得した世帯主の年齢は平均39.6歳だったそうです。
2019年度は40.3歳、2018年度は40.9歳とのことで、世帯主年齢は低下傾向が続いています。一方、建築費は3,815万円で前年より52万円多いとか。
■平均値
・世帯年収・・・964万円(前年度より28万円増加) ・住宅取得費合計・・・5,337万円(123万円増加) ・自己資金・・・1,293万円(36万円減少)
・借入金・・・・4601万円(232万円増加) ・借入金年収倍率・・・4.77倍(0.1ポイント増加) ・延べ床面積・・・126.8m2(0.9m2減少)
ちなみに、世帯主年齢は最も高いのが東京圏の42.1歳で、最も低いのが名古屋圏の37.0歳となっています。
東京圏の世帯主年齢が高いのは、建築費が最も高い地域であることも原因の一つなのかもしれませんね。
■割合
・住宅取得費に占める建築費・・・60.4% ・認定長期優良住宅・・・84.3% ・変動金利(住宅ローン)を選択・・・79.4%
・住宅性能表示制度を採用・・・66.2% ・住宅減税の適用・・・88.2%
■支援対策をチェック!
政府は、若年層(39歳以下)の省エネ住宅購入を後押しするため、省エネの性能に応じて100万円、80万円、60万円の三段階で補助を行う方針です。
また、地方自治体においても、・市内の事業者が建築、または市内の業者より購入すること ・建築確認済証の交付を受けていること
・市税を滞納していないこと ・補助金交付後、一定期間以上継続してその住宅で暮らすことなどの要件はありますが、
市外から転入した世帯には補助金を加算するなど、さまざまな支援策が展開されています。
ただし、年度によって支援内容が変わる場合もあるので注意しましょう。