コラム COLUMN
明るさは欲しいけど視線はイヤ。そんな時は…。
あなたの現在の住まいには、どんな窓がありますか??
よく用いられるのは、・ベランダや外に出るための掃き出し窓・採光や換気のための腰高窓の2種類ですよね。
じつは、これらの窓には、ガラス面の大きさが災いして・壁の面積が減るので、家具を置ける場所が限られてしまう
・外からの視線が気になる ・防音性や断熱性を低めるといったデメリットがあります。
もし、みなさんの新居と隣家の距離が近いなら…。もし、新築予定地が交通量の多い道路沿いなら…。
これらの窓は、大きなストレスの原因になるかもしれません。
それを防ぐのに、よい方法があります。それは、周囲の状況に合わせて、窓の高さや大きさを変えることです。
例えば、一般的な腰高窓は床から80~100cmほど上に設けます。
それを、あと10cm高い位置に設置すれば、家具を置けるスペースが増えます。
また、上の位置をそのままにしてガラス面の高さを減らせば、外からの視線を気にせずに採光ができます。
160cm前後の方なら、今まで通り脚立無しで窓掃除できることでしょう。
ひと世代前と比べると、最近は窓の大きさの種類が随分増えました。
ですから、間取りや暮らし方に合う最適な窓はきっと見つかるはずです。
ただし、一つだけ気を付けてほしいことがあります。それは、窓の高さです。
高窓や天窓を設けると、視線を気にせず採光や景色を楽しめます。しかし、高窓の掃除には脚立が欠かせません。
若いうちは気にならないかもしれませんが、高齢になっても問題無く掃除できる高さでしょうか。
また、日当たりの良い方角に断熱性が低い天窓を設けると、直射日光が室温を上げることがあります。
脚立でも届かない高さだと、掃除の度に業者を手配しなければなりません。
ですから、高さを決めるときは、入居後の掃除やメンテナンスまで配慮しましょう。
ところでみなさん、図面を見ても、窓の高さや大きさってピンと来ませんよね。
そんな時は、窓の大きさに合わせた段ボール紙を用意しましょう。
それを今の住まいの窓に張り付ければ、採光や使い勝手を想像しやすくなります。
・今の腰高窓の下部分を隠すと、視線や採光はどうなる? ・その採光量と、横を隠してガラス面の幅を狭くした採光量ではどれくらい違う?
・では、上を隠して低い窓を想定すると?などなど、時間や天気を変えて遊んで…いえ、研究してみましょう。
外からの視線が気になるかもしれませんが、イメージを掴むのに、結構役立ちますよ。