コラム COLUMN
家計を把握し、資金計画を確認しましょう。
総務省の家計調査報告(貯蓄・負債編)2021年(令和3年)平均結果(二人以上の世帯)によると、
負債現在高が貯蓄現在高を上回るのは50代からだとか。
ちなみに、負債の構成比は、「住宅・土地のための負債」が全体の9割以上を占めています。
住宅ローンの負担の大きさを実感している方にとって、とても納得の行く結果ではないでしょうか。
ところで、今年は値上げラッシュが続いていますよね。 恐ろしいことに、食品だけでも既に1万品目を超えているようです。
外食産業も次々に値上げを発表しており、家計を預かる方は頭を悩ませていることでしょう。
そのため、これから家づくりする方の中には、住宅ローンや予算などの見直しを始めている方もいるようです。
■40歳未満世帯の家計は大変
前述の家計調査報告によると、40歳未満の世帯のうち、59.2%が負債を保有しています。(負債保有世帯が最も多いのは40~49歳)
そして、負債保有世帯のうち、負債超過額が最も多いのは世帯主が40歳未満の世帯です。
きっと、住宅を新築または購入する方が多い世代なのでしょうね。
■家計を把握しましょう
みなさんは家計簿をつけていますか??
いつも通りの生活をしていても、値上げラッシュが原因で、食費や水道光熱費などが増えているかもしれません。
まずは家計簿をつけて、支出額や貯蓄額の変動を把握しましょう。
計画通りの貯蓄が難しい場合は、家づくりの予算を再検討しましょう。
■返済は安全確実に
住宅金融支援機構によると、67.4%の方が「変動型」を選択しています。
ただし、前回調査と比べると「変動型」と「全期間固定型」が若干減少しており、その分「固定期間選択型」が増えています。
「固定期間選択型」のうち、当初の金利固定期間をみると、8割近くの方が「10年」または「10年超」を選択しています。
変動型は、金利が低い分、毎月の返済額を抑えられますが、金利変動の影響を受けやすいといったリスクもあります。
リスクや手持ち資金を把握し、安全で確実に返済できるプランを選びましょう。
■金利のニュースにドキドキ
最近、海外の金利に関するニュースが多いですよね。
固定期間選択型で返済中のスタッフは、ニュースを見るたびに固定期間終了時の金利動向が気になっているとか。
超低金利時代が長年続いていますが、今後はどうなるのでしょうね。