コラム COLUMN
家族に窓を開けて就寝する方がいるのなら
梅雨に入り、寝苦しい夜が増えてきましたね。そのため、就寝中にエアコンや扇風機を使う方が増えているそうです。
一方、就寝時に窓を開けて寝る方も少なくありません。複数の調査によると、就寝時に窓を開ける方の割合は30~50%にのぼるとか。
そういえば、早朝ウォーキングをしているスタッフは、2階の窓が開いているお宅があちこちにあると言います。
全開にしているお宅もあれば、10センチ程度開けているお宅もあり、
「あの窓は、カーポートの屋根に上れば侵入できるから狙われそう」「補助錠は、下だけでなく上にも付けているのかな」など、あれこれ考えながらウォーキングしているようです。
ところで、窓は住宅の中で最も熱の出入りが多い場所です。そのため、外気の熱を室内に入れたくない場合は、
・窓の面積を減らす ・断熱性能の高い窓を選ぶ ・西日を防ぐため、南側に窓を設けない(または極力小さな窓にする) などの対策が欠かせません。
「採光のために大きめの窓の方が良 いのでは??」という考え方もありますが、寝室を使う時間帯を考えると、採光はそれほど重要とは言えませんよね。
むしろ、外壁の面積を増やして外の騒音や熱を遮断する方が安眠につながるかもしれません。
人が侵入できない程度の細長い窓にすれば、採光量は減りますが、窓を開けて寝ることもできるでしょう。
ということで、もし皆様のお宅に窓を開けて寝る方がいるのなら、窓の大きさや位置には特に注意しましょう。
窓の近くにセンサーライトや防犯カメラなどを設置するのも効果的です。なお、カーポートのほか、庭に置きっぱなしの脚立や自転車なども侵入のための足場になります。
雨どいを上り下りした事例もあるので要注意です。足場になるものは、できるだけ遠ざけましょう。
防犯を優先するなら、暑くて寝苦しい日は窓を閉めてエアコンや扇風機を付けて寝るべきだと言われます。
しかし、自然の風でないと質の良い睡眠をとれない方もいます。業者と相談しながら、より良い対策を考えたいですね。