コラム COLUMN
可変性のある住まいなら、柔軟に対応できます。
あなたは、「子ども部屋を2つしか用意していなかったのに、3人目が生まれた」といった話を聞いたことはありませんか?
我が家のご近所さんにも該当する方がいますが、同じような経験をした方は、・同じ性別の子を同室にする
・受験が近い子に個室を使わせる ・勉強部屋と寝室に分け、それぞれを3人で使う ・書斎や和室などを3つ目の子ども部屋にする
・夫婦の寝室を2つに区切って子ども部屋にする ・壁を取り除き、カーテンなどで間仕切りするなど様々な方法で対応しているそうです。
家族の暮らし方は、年齢とともに変化します。
そのため、用途を限定した個室を増やすと、上記のように子どもが増えて部屋が足りなくなることがあります。
逆に、家族が減って使わない部屋を持て余してしまうこともあります。
資金に余裕があればその都度リフォームできますが、現実はなかなか厳しいですよね。
そんな時に重宝するのが、可変性のある住まいです。
たとえば、・部屋の使い方を限定しない ・間仕切りは最小限にして部屋数を減らす
・可動式家具やパーテーションなどの可動式間仕切りを活用するといった家づくりをすれば、子どもの数に合わせて部屋を分けられます。
来客時だけ使う間仕切りで、生活空間を隠すこともできます。
なお、視線だけでなく音も抑えたいなら、遮音性の優れた間仕切りで対応すると良いでしょう。
部屋を細かく区切ると、使い勝手が悪くてストレスを感じたり、使わなくなった部屋が原因で劣化が早くなることがあります。
将来の夫婦二人での暮らしまで想像しながら、「ここは可変性を持たせた方が良いのでは?」「ここはしっかり区切ろう」と、
計画中の間取りをチェックしてみましょう。