コラム COLUMN
冷蔵庫内でカビを見つけたら、全体を大掃除しましょう。
冷蔵庫内は、低温なのにカビや細菌が発生しやすい場所です。
その原因として、・開閉のため低温を保てない ・熱いものを入れたため庫内の温度が上がった
・カビが生えた食品を入れた・食品のクズや水分の多い野菜を適切に管理していないなどが挙げられます。
みなさんのお宅の冷蔵庫内やパッキンにカビはありませんか?
もし見つけたなら、時間を見つけて大掃除をしましょう。手順は以下の通りです。
1.庫内の食品を全て出す
2.棚や引き出しなど、外せるパーツを全て取り外す
3.中性洗剤を付けたスポンジでパーツを洗う
4.すすぎ終わったらから拭きして、水分を完全に除去する
5.約50倍に薄めた中性洗剤を付けた布で庫内を拭く
6.から拭きした後、消毒用エタノールで仕上げ拭きする
7.乾かしたパーツを取り付け、食品を戻す冷蔵庫内の凹凸をきれいに掃除するには、綿棒や小さなブラシがあると便利です。
パッキンの黒カビは、綿棒の先に消毒用エタノールを付けてこすってみましょう。
それでも落ちない時は、キッチン用の漂白剤で拭くと良いでしょう。
兵庫県の研究機関の調査によると、野菜室を水拭きしたところ、生菌数が30~700倍に増えたそうです。
その理由は、水拭きすることで・細菌が広範囲に散らばった・水分が繁殖を促進したと考えられています。
カビや細菌の繁殖を防ぐには、・水拭き後にから拭きして、水分を除去する・消毒用エタノールで除菌するという2つの工程が欠かせません。
また、結露による繁殖を防ぐため、・熱いものは冷ましてから冷蔵する・結露で濡れた食品は拭いてから冷蔵するなどの習慣化も大切です。
なお、掃除の際に取り出した食品はクーラーボックスなどで冷蔵することになります。
食品が多いと冷蔵しきれないので、買い出し前で冷蔵庫がガラガラな時や、
寒くて冷蔵が必要ない時期を狙うなど、掃除をするタイミングに注意しましょう。
冷蔵庫を掃除した後、小皿に入れたチューブ状のワサビを棚板に置くと、カビの発生を抑制できます。
使用量は2cmほどで、賞味期限切れでも大丈夫ですよ。