コラム COLUMN
冬の冷え対策
寒い時期、入浴直後で体中ポカポカなのに足がすぐに冷えて、足指が紫色になるという知人がいます。
マッサージや靴下の重ね履きなどの対策をしていますが、1~2時間ほどデスクワークすると、ふくらはぎが冷えて痛み、すぐに歩き出せないとか。
最近、新たな対策として使い捨てカイロを靴下に忍ばせてふくらはぎを暖めています。「人には見せられないけれど暖かくてお気に入り」だそうです。
■冷えは大敵
冷えは万病のもとと言われています。中でも、足元が冷えると体全体の血の巡りが悪くなるため、足元を暖めることは特に大切だそうです。
冷え性だと実感していなくても、慢性的な頭痛や肩こり、イライラやだるさ等を感じているなら、冷え対策をして、体調の変化を観察した方が良さそうです。
■足元暖房は、暑がりと寒がりの対立解消にも
予算に余裕があり、広範囲を暖めるなら床暖房。家族や寒がりなペットとの団らんを楽しむならコタツ。ゴロゴロまったりするならホットカーペット。
様々な場所で使うならパネルヒーターや電気ストーブ。足元が暖かければ、エアコン等による部屋暖房の温度設定を低めにできます。
■就寝時
電気毛布などで体全体を暖めると、逆に体に負担を掛けることがあります。理想は『頭寒足熱』です。
そのため、昔ながらの湯たんぽ、靴下やレッグウォーマー等で足元を重点的に暖めると良いでしょう。
ただし、締め付けのキツイ靴下は蒸れや血行不良の原因になります。暑いと感じたら無意識のうちに脱げる程度の緩いものが安心です。
また、手袋やネックウォーマー、マスクなどで寒さを感じる部分を局所的に暖めると、暑くなった部分のグッズだけを除去できるので便利です。
■就寝中も湿度管理
冬の寝室でエアコンを使うと、肌やのどの乾燥が心配です。そのため、湿度を40~60%に保てるよう、加湿器等の対策が欠かせません。
なお、ストーブやファンヒーター等の暖房器具は、火災の危険性が高いので就寝中は使わないようにしましょう。
寝る前は、消火したことを必ず確認しましょう。