コラム COLUMN
価値に見合った費用を支払うのは正しいことです。
みなさんは、配偶者との価値観の違いに驚いたことはありませんか??
特に、お金に対する価値観の違いは、お互いにとって大きなストレスになりますよね。それが原因で離婚する方もいるくらいですから。
施主と業者についても同じことが言えます。「ある程度の質を満たせば良い。あとは少しでも安く」という価値観の施主と、
「健康に暮らせるよう、初期費用が高くなっても材料や性能にこだわりたい」という価値観の業者では、同じ視点で物事を考えられません。
しかし、目先の安さを優先すると、・メンテナンス時期が早まり、費用も増える ・冷暖房費が増える ・ヒートショックやハウスダストアレルギーなどの
健康被害といったリスクが増える恐れがあります。そのため、施主には「高くても、その価値に見合った費用を支払うことは正しい」という考え方が必要になります。
とはいえ、初めて家づくりをする人にとって、業者から提示された金額が、新居の価値に見合っているかを判断するのは難しいものです。
そんな時は、業者の価値観を調べてみましょう。金銭に対する価値観を調べるのは難しいですが、それ以外にも、・家づくりで大切にしていること
・物事に対する考え方 ・施主に対する姿勢 ・隣家への配慮など、気になることはたくさんあることでしょう。
もし、それらに対する価値観の違いが大きいなら、金銭に対する価値観にも差があるかもしれません。
逆に、金銭以外の価値観が似ているなら、業者が提示する金額も納得できるものだと考えられます。
より安い業者を探すなら、複数の業者から見積もりを取りたくなりますよね。
しかし、材料も設備も大工の技量も、全て同じ条件に揃えない限り、正しく比較することはできません。そのため、上記の方法を提案してみました。
もちろん、試すかどうかはみなさん次第です。先輩施主の体験談には、『坪単価』のように、わかりやすい数字で業者を比較したために後悔した事例が少なくありません。