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コラム COLUMN

住宅ローンの審査にスコアリング方式。

国土交通省は、定期的に「民間住宅ローンの実態に関する調査」を行っています。

令和2年度の調査結果によると、「スコアリング方式により一部審査を行っている」「スコアリング方式を中心にして審査を行っている」

と回答した金融機関が4割を超えていることがわかりました。   

ちなみに、スコアリング方式とは、『申込者のデータにより審査項目(年収、返済負担率等)ごとに点数を付け、

その合計点によって融資するか否か』等を決める方式のことです。ところで金融機関がどんな審査項目を設定しているのか気になりませんか??

最も多くの金融機関が設定している審査項目は「完済時年齢」(99.1%)です。

その他、9割以上の金融機関が設定している項目は・「健康状態」(98.2%)・「担保評価」(98.2%)・「借入時年齢」(97.8%) ・「年収」(95.7%)

・「勤続年数」(95.3%)・「連帯保証」(95.1%) ・「返済負担率」(92.1%)・「金融機関の営業エリア」(91.0%)となっています。

逆に、採用割合が少ない項目は、・「性別」(17.5%)・「所有資産」(21.0%)・「雇用先の規模」(21.5%)・「家族構成」(23.7%)となっています。

今、「なぜ家族構成が審査項目に?家族の何が影響するの?」と思いませんでしたか??   

この項目は、・配偶者はいるか、共働きか ・配偶者以外の同居家族に、年金収入や給与収入はあるか ・扶養家族は何人いるか などを知るために設定されています。

本人の収入だけでは基準を満たせない場合、配偶者に収入があれば、金融機関は合算を提案ができます。扶養家族が多い場合、生活費も多いと推測されます。

当然、返済能力にも影響が出ます。なので、ポイントとしてはマイナス評価になります。

逆に、扶養家族の存在が返済への強い意欲にも繋がるので、金融機関によっては有利になることもあります。   

少し不安に感じたかもしれませんが、他の項目で審査基準を満たせば特に心配する必要はありません。安心してくださいね。

 

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