コラム COLUMN
住まいでの低温やけどを防ぐために
最近は、だんだん暖かくなってきましたが夜はまだ冷え込む日もありますね。
今日は低温やけどについてお話します。
事故情報データバンクには、ゆたんぽに関連する事故情報が平成27年11月から令和2年10月までに108件も寄せられているとか。
そのうち68件がやけど事故で、治療に1か月以上かかっている重傷事故が31件発生しているそうです。
前年の冬まで問題無く使えていた湯たんぽでも、今年の冬までに劣化していることもあります。
昨日までは大丈夫だったのに…ということもありますから、使用前の安全確認は欠かせませんね。
ところで皆様、住まいには、キッチンやお風呂以外にもやけどに注意しなければならない場所があります。
まずはリビング。石油ストーブなど、火が見える暖房は注意深く扱う方でも、床暖房やコタツなどは油断することがあります。
しかし、その程よい暖かさは、低温やけどの原因になるだけでなく、使い方次第ではフローリングを傷めることがあります。
次はトイレ。リラックスできる空間として、トイレで長時間過ごす方がいます。しかし、便座に肌が長時間触れると、その分だけ低温やけどのリスクは高まります。
長時間の温風乾燥も要注意です。皆様の住まいでは、寒くなると便座の温度を高めに設定しますか?
もし・子どもや高齢者がいる・トイレで長時間過ごす家族がいる・皮膚が弱い、又は乾燥肌の家族がいるなどの場合、体温より高くすると肌への負担が心配です。
定期的にチェックし、安全温度を維持しましょう。
この時期になると暖房器具を収納し始める方もいらっしゃると思いますが、お手入れ・お掃除は入念に行い来年の冬も安全に使えるようにしましょう。
さあ、春が来るのが待ち遠しいですね。