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コラム COLUMN

『憧れ』は判断力を鈍らせることがあります

最大10連休と言われたゴールデンウィークが終わりましたね。

連休中は、構造見学会や完成見学会、住宅展示場のイベントなど、家づくりに関する様々な催しが全国各地で開かれました。

皆様も、いくつか行ってみましたか??住宅展示場などで最新の家づくりを見るのは楽しいものです。

「今すぐこんな家で暮らせたら、、、」と夢が膨らみ、計画を前倒したくなる気持ちもよくわかります。   

しかし、最新の家づくりに憧れている期間は、情報を冷静に読み取れない期間でもあります。

ですから、まずは地元の様々な業者の家づくりを見たり、同じ展示場に何度も通うなどして、最新の家づくりに慣れることが大切です。

その際、毎回メモを取っておくと、業者の特徴だけでなく、自分の視点や気持ちの変化もチェックできます。ぜひ試してください。

ところで皆様は、「10社以上見ると、逆に迷ってしまうからやめた方がいい」と聞いたことはありますか??   

確かに、それも一つの考え方ではあります。しかし、皆様が新築する地域には、地域密着の業者だけでその何倍も存在していることでしょう。

今どきの家づくりに慣れるためにも、ホームページ上では得られない情報に触れるためにも、

あなたの夢を叶えてくれそうな業者を見つけたら、上限を気にせずチェックしてみましょう。

ただ、皆様が「期間も数も気にせずに、納得いくまで業者を探そう」と思っていても、契約を急ぎたい業者はそうはさせません。

「今月のキャンペーンは、今までになくお得です」「人気がある土地なので、来週には売れているかもしれません」

「今月中に契約すれば、着工までお待たせすることはありません」など、あの手この手でアプローチしてきます。  

すると、「多くの業者を見て、その中から厳選しよう 」と考えていた方でも、いつのまにか「他の人に買われる前に契約しよう」

「せっかくお得なんだから、来月でなく今月契約しておこう」と、狭い選択肢の中で考えるようになってしまうことがあります。

住宅に関するトラブルで、「見学会に行っただけなのに、営業マンの勢いに押されて手付金を払った」

「仮抑えのために予約金を払った。結局契約しなかったのに返還してもらえない」などの声を聞いたことはありませんか??

彼らも、最初は広い視野を持っていたかもしれません。

しかし、狭い視野、狭い選択肢に誘導されていくうちにトラブルになったり、最初に思い描いていた家づくりができなくなってしまうんです。  

最近、皆様の視野は狭くなっていませんか??選択肢は、あなた自身の意思で絞り込んでいますか??

『憧れ』から『慣れ』に移行し、冷静な判断ができるようになっていますか??

「あれ??そういえば、、、」と感じたなら、一度立ち止まってみた方が良いかもしれません。

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