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コラム COLUMN

地震に備えた家具の置き方

防災の日である9月1日は、関東大震災が発生した日です。

加えて、台風シーズンを迎える時期でもあることから、災害への認識を深め、備えを万全にするための取り組みが行われています。

  非常食の備蓄チェックをする日として位置付けている方も多いようです。

そして、東日本大震災以降は、3月11日をもう一つの防災の日と考える方が増えてきたように思います。

今年も、数多くの防災グッズが注目されていました。

さて、自然災害に備えて食料や防災グッズを確保するのは大切なことですが、普段から室内の環境を安全に整えることもまた、とても大切なことです。

そこで今日は、地震に備えた家具の置き方についてお話しします。

 

■強度不足に注意

代表的な家具の転倒防止策といえば、・ベルトや金具で壁に固定する・突っ張り棒で天井に固定するなどの方法があります。

しかし、壁や天井の強度によっては、これらの方法で固定できない場合もあります。また、性能を維持するために穴を空けられない場合もあります。

それらの不安を無くすため、間取りを決める時、担当者に相談してみましょう。

打ち合わせでは、家具の配置も計画に入れますよね。その際相談すれば、壁や天井の性質に適した固定方法がわかります。

家具の重量によっては、壁や天井の補強をしなくても、粘着シートやストッパーとの併用で事足りる場合もありますよ。

■転倒しても問題無い場所に

家具が転倒すると・退避路を塞がれる・転倒した家具の下敷きになるなどのリスクがあります。

また、転倒しなくても引き出しが飛び出る場合もあります。そのため、退避路やベッドの近くに家具を置くときは、特に慎重な対策が欠かせません。

 

■食器棚の対策

食器棚が倒れるとガラスや食器が散乱します。

それを防ぐには、・ガラスに飛散防止フィルムを貼る・棚板にゴムのシートを敷いて食器を滑りにくくする・扉にロック機能がある製品を選ぶ などの対策が有効です。

 

■重さのバランス

全ての棚の収納時に心掛けたいのが、重いものほど下に入れて重心を下げ、倒れにくくすることです。

なお、左右の重さが違いすぎると揺れ方が変わることもあるので注意しましょう。

このように家具の配置によって予め、危険を回避することができます。 ぜひ、家づくりの際には防災の意識をもって計画してみてください。

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