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コラム COLUMN

購入した家具のニオイがきつい時は?

新居が完成したら、

今使っている家具をそのまま使いますか?

それとも、新居に合わせて買い換えますか?

 

もし、ネット通販で家具を購入するなら注意してほしいことがあります。

それは、ニオイ(シックハウスの危険性)です。

 

消費者庁が紹介している事例の一つに、以下の体験談があります。

『スマートフォンで、大手通販サイトに出店している家具店から中国製の二人掛け布製ソファーを注文した。

届いたときから化学薬品のような臭いがきつく、自室において一晩たった後、朝起きたら鼻が止まらず、頭痛がして、息苦しい感じもある。

 『(平成 30 年2月、20 歳代、男性) 』

 

通販で購入する商品は、手元に届くまでニオイなどの品質を確認できません。

開封後は返品や交換を受け付けてもらえなかったり、相談窓口の有無すらはっきりしない場合など、店頭購入には無いリスクもあります。

 

建築基準法では、シックハウス被害を防ぐために建築材料や換気設備、作り付け家具などに様々な規制を設けています。

しかし、施主が購入する家具までは規制を設けていません。

施主が、自分の責任で見極めるしかないんです。

 

そういえば、日本には木材家具の輸入に関する法的規制がないため、安全性に不安のある輸入家具も出回っているそうです。

中には、国内外でリコール対象に指定されている製品もあるとか。

製品による事故や健康被害を防ぐため、ネット通販で購入する際は、サイト事業者の名称や連絡先などをメモしておきましょう。

そうすれば、開封した際に強いニオイを感じた時、すぐに業者に連絡して返品交渉ができます。

(連絡は開封後すぐ、組み立てる前の方がいいですよ。)

 

なお、やむを得ず使用して、もし事故や健康被害が発生した時は、最寄りの国民生活センターに相談しましょう。

ネット通販を含む海外ショッピングによるトラブルの相談は『国民生活センター越境消費者センター 』が対応しています。

 

シックハウスの原因物質であるホルムアルデヒドなどの放散は、数年である程度は落ち着くといわれています。

しかし、完全に放散しきるには数十年もの年月が必要です。

新居で健康被害に苦しむことの無いよう、家具を購入する際はデザインや価格だけでなく、安全性にも十分に気を付けたいですね。

 

ではまた(^^)/

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