コラム COLUMN
購入した土地から廃棄物がでてきたら???
◆契約不適合責任
『契約不適合責任』とは、
取引した目的物が、その契約内容に適合していない場合に、
売主や請負人が買主に対して負う責任のことです。
従来の『瑕疵担保責任』に相当するものですが、
今年4月の民法の改正に伴い、用語や内容が変更になりました。
◆地中の廃棄物
土地の表面上は問題ないように見えても、
購入後に建築廃材などの廃棄物を発見することがあります。
廃棄物があると、土地の強度を保てないのは勿論、
土壌汚染やシロアリ被害などの恐れもあるため、
全てを除去する必要があります。
そのままでは新築するという目的を果たせませんよね。
こんな時、施主はどう動けばよいのでしょう。
◆自分だけで解決するのは大変です
地中に埋まった廃棄物は、
地盤調査や基礎工事の際に発見されることが多いものです。
もしかしたら、除去費用や地盤強度の再調査、工事の遅れなど、
あれこれ考えてパニックに陥ることもあるでしょう。
しかし、慌てて行動してはいけません。
まずは、土地の売買契約書で『契約不適合責任』について確認しましょう。
次に、写真などの証拠を確保してから売り主に報告しましょう。
施工業者のサポートがあると心強いのですが、
住まいるダイヤルや法テラスなど、
公的機関に相談して解決した事例もあります。
先に相談し、アドバイスを貰ってから売り主に連絡すれば、
心の負担をグッと減らせるかもしれません。
では、また(^^)/