コラム COLUMN
キッチンの設備にはこんなルールがあります!
火災予防条例ってご存知ですか?
火災予防条例は、それぞれの地域の事情を考慮した上で、
地方自治体が定めているものです。
火の取り扱い全般に関する条例ですので、
各家庭のキッチンづくりにもルールを設けています。
◆キッチンの設備
調理に用いるレンジやフライヤー等の位置や構造には、
・揚げ物調理をするコンロには、調理油加熱防止装置を設ける
・排気ダクト等は特定不燃材料で造り、
コンロから規則で定める火災予防上安全な距離を保つ
などのルールがあります。
IHクッキングヒーターで揚げ物調理をするときは、
温度設定ができる揚げ物キーを使うようにしましょう。
なぜなら、温度設定ができない加熱キーだと、
温度の急激な上昇をセンサーが捉えきれず、発火する恐れがあるからです。
また、IH専用でない調理なべを用いたり、少量の油での揚げ物も危険です。
取り扱い説明書を読んで、
・揚げ物は揚げ物キーで行う
・付属のてんぷら鍋を用いる
・500g未満の油で揚げ物をしない
などのルールを、必ず確認しましょう。
◆コンロの近くに可燃物を置かない
壁や吊戸棚を含む可燃物は、
コンロから一定の距離を保たなければなりません。
ただし、「ガス機器防火性能評定品」「特定安全IH調理器適合品」の
ラベルが貼られた製品は、安全性が確認されているので、
ラベルに記載された距離での設置が可能です。
施工業者は、その基準を満たした上で提案するでしょうが、
心配なのは施主支給でキッチンづくりをする場合です。
施主支給の設備は、施工業者の保証対象外です。
安全性は必ず確認しましょう。
◆定期的に清掃する
レンジフードやグリスフィルターに油脂が溜まっていると、
換気性能が低下する恐れがあります。
また、コンロやレンジフード付着した油脂が発火して、
火災になる恐れもあります。
それらを防ぐために定期的な清掃は欠かせません。
着脱しやすい製品なら、その負担を多少は軽減できます。
設備を選ぶ際は、実際に着脱して使い勝手を確かめてみませんか?
では、また(^^)/