コラム COLUMN
冬の節電期間が始まりました。
政府の要請により、冬の節電期間が始まりました。期間は12月1日から3月31日までです。
数値目標はありませんが、無理のない範囲で終日の節電を求められています、暖房や照明の使用量が増える時間帯は電力需要が高まります。
無理なく節電するために、みなさんはどんな工夫をしていますか?
■電気の使用割合
資源エネルギー庁によると、冬の家庭での電気の使用割合の上位4項目は、
・暖房・・・32.7%(エアコン17%、電気ストーブ3.8%など)・冷蔵庫・・・14.9% ・給湯・・・12.6%
・照明・・・・9.2%だそうです。…暖房に使う電気って、こんなにも多いんですね。
■冬の節電事例
・床暖房は就寝や外出の30分前に切る ・こたつや電気カーペットの温度設定を「強」から「中」にする・エアコンの設定温度を1~2度下げる
・エアコンの使用時間を1日1時間短縮する ・厚手のカーテンや窓用断熱シートなどで屋外の冷気を遮断する
・省エネラベルを参考にして、省エネ家電に買い替える ・照明は、白熱電球からLEDランプに交換する
・不要な照明はこまめに消す ・冷蔵庫は詰め込み過ぎを避け、設定を「強」から「中」にする
■節電プログラム
電力小売り各社の節電プログラムに参加すると、参加した家庭には一律2千円相当のポイントが付与されます。
また、年明けから3回の検針で前年同月より3%以上減っていれば、月ごとに千円相当のポイントが付与されます。
ちなみに、エアコンの設定温度を22度から20度に下げると、電気使用料を2.7%削減できます。
冷蔵庫の詰め過ぎを避け、設定を「強」から「中」に変更すると、1.5%削減できます。
そのほかにも、家族が同じ時間で過ごす時間を増やしたり、夕方のカーテンを閉める時間を早めにするなど、節電する方法はいろいろあります。
無理なく続けられる方法を家族と探し、実践しましょう。
■ヒートショック対策の暖房費は必要経費です
浴室や脱衣所が寒いと、暖房が効いた部屋との温度差によって血圧が乱高下し、ヒートショックを起こすことがあります。
部屋との温度差が10度以上ある場合は、特に注意しましょう。
温度差が少なくても、高血圧・糖尿病などの家族や高齢者がいる場合は、脱衣所と浴室はしっかり暖房しましょう。
浴室暖房が無くても、シャワーで浴槽に湯はりしたり、次の家族が入るまで風呂ふたを開けておけば暖かさを保てます。
ただし、その分追い炊きが必要になるので、できるだけ間隔を開けずに入浴しましょう。