コラム COLUMN
具体的にイメージする。
こんにちは。
だんだん春らしくなっていますが、寒い時期は、暖かい家づくりに憧れますよね。
暖房費が安く、室内の温度差が無い新居なんて、もう最高です。
となると、構造や工法など、住まいの性能を高める方法が気になります。
もちろん、それらを調べるのは大切なことです。
しかし、新居という『ハコ』を追求するより大切なことがあります。
それは、新居で暮らしている様子をイメージすることです。
詳細にイメージすれば、より暮らしに合った家づくりができます。
たとえば、寒い日に帰宅した場合を想像してみましょう。
長めのダウンコートは玄関のクローゼットへ。
そのクローゼットは、家族のアウターを収納するのに十分な大きさです。
花粉の時期は、近くに置いた空気清浄機がアウターの花粉を取り去ってくれます。
玄関は広めに設けたので、空気洗浄機を置いても邪魔になりません。
次に、洗面所で手洗いうがい。
インフルエンザなどの家庭内感染を防ぐため、
家族の数だけタオルハンガーを壁に設け、専用のタオルを使っています。
もちろん、うがい用のコップも家族の数だけあります。
(コップの収納方法は?)
次は夕食の支度です。
(外出着のまま調理する?着替えるなら部屋着と外出着はどこにどう置く?エプロンは?)
その間、子供たちは暖房の効いた部屋で、こたつに入って宿題をします。
(暖房方法は?こたつの種類や大きさは?その場所はリビング?ダイニング?子ども部屋?)
甘えん坊のペットが邪魔をするので、宿題が終わるまでゲージに入れます。
(ペットの種類や大きさは?ゲージの大きさや置く場所は?)
というように、順を追って具体的に思い描いてください。
すると、部屋の広さや配置、収納スペースの位置や大きさなど、
あなたが望む新居の様子が見えてくることでしょう。
「リビングは〇畳、キッチンは最近流行の…」
と、暮らし方を考慮しない方法で組み立てると、
使い勝手が悪く、満足度の低い間取りになることがあります。
窓の位置や大きさも、漠然と考えてはいけません。
日差しの向きや量、外からの視線なども
間帯を変えながらイメージしてみましょう。
そういえば、『具体的にイメージする』という方法は、
目標達成に良い影響を与えるとか。
家づくりで『具体的にイメージする』というスキルを磨けば、
ダイエットや貯蓄など、ほかの目標達成にも役立つかもしれません。
これはもう、試すしかありませんね。
では、また(^^)/