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コラム COLUMN

浄化槽の設置場所を決める時の注意点

 前回、浄化槽の維持管理についてお話ししました。

そういえば、浄化槽の設置場所を決める時、「よくわからないから…」と業者任せにする方がいるそうです。

その結果、庭づくりを予定通りにできなかったり、悪臭に悩まされて後悔したという事例があります。

そこで今日は、浄化槽の設置場所を決める時の注意点についてお話しします。  

■物置・建物

浄化槽の上にモノを置いたり、物置などを設置すると、保守点検が困難になります。

また、建物の圧力がかかる場所に浄化槽を埋めると、浄化槽が破損することがあります。

建物と浄化槽を離して設置できない時は、擁壁を設けるなどの対策をしましょう。

 

■駐車場

車の重さが原因で浄化槽が破損することがあります。そのため、浄化槽本体に荷重が伝わらないようにする補強工事は欠かせません。

浄化槽のフタも、耐荷重の数値をチェックして丈夫なものを選びましょう。

なお、浄化槽の上にシャッター付きの車庫を設置すると臭気がこもります。

パイプタイプなど、通気性の良いシャッターを検討しましょう。

■スペースを確保する

狭い場所に設置すると、保守点検しにくいだけでなく、臭気がこもりやすくなります。

風通しが良い場所を選び、作業スペースも確保しましょう。

 

■目立つ場所は避ける

玄関前や庭に浄化槽のフタがあると、ニオイも気になるし見た目も良くありません。

目立つ場所にしか設置できない時は、対策も検討しておきましょう。

 

■根

浄化槽の目隠しとして植物を植える時、桜のような根が強い樹木は避けましょう。

なぜなら、地中に広がった根が配管を持ち上げて排水勾配が悪くなったり、配管が破損する恐れがあるからです。   

浄化槽の近くに樹木を配置したい時は、地植えではなく、プランターに植えるといいですよ。

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