コラム COLUMN
初期費用は高くても、長期で比較すればお得になる場合もあります。
あなたは、「低価格で新築できる」「坪単価は地域で最安」「毎月の住宅ローンは賃貸住宅の家賃程度などの広告を見たことはありませんか?
住宅ローンの負担を少しでも減らしたい方にとっては、とても魅力的なフレーズですよね。
しかし、よく調べてみると、「業者指定のプランからしか選べなかった」「実際の費用を坪数で割ると、広告よりはるかに高かった」
「本体価格は広告通りだが、他に付帯工事や諸費用など数百万円の費用が必要」「設備のグレードが低く、使い勝手が悪い」
「大工の技術力に問題があった」「定期点検など、アフターケアが十分ではなかった」など、後悔の声は少なくありません。
家づくりの初期費用を抑えるには、・広告宣伝費や人件費の多いハウスメーカーより地元の工務店を選ぶ
・できるだけシンプルなプラン・外観にする(凹凸の多いものより総二階) ・最新設備にこだわらず、
求める機能が備わっている設備を選ぶ ・要望に優先順位をつけ、全ての要求を満たそうとしない
・十分に打ち合わせてから契約し、着工後に追加や変更を求めないなどの方法があります。
また、初期費用は高くなるものの・耐久性の優れた材料で、メンテナンスの回数を減らす ・断熱性の優れた材料で、冷暖房にかかる費用を減らす
・室内の温度差を無くすことで、結露やヒートショックなどの健康被害を防ぐ ・シックハウス症候群の心配が無い、
安全な材料を使うなどの対策をしておけば、 住み始めてからの費用を抑えられます。健康に過ごせるので、満足度も高くなります。
初めての家づくりでは初期費用を優先しがちです。しかし、メンテナンスのサイクルが短いと、その分メンテナンス費用は増えます。
そして、そのたびに業者選びに悩んだり、メンテナンス中の暮らしにくさや近所への気遣いなど、さまざまなストレスを抱えることもあります。
その他にも、結露による腐食の補修費用、健康被害を治療するための医療費、
断熱性向上のためのリフォーム費用などが発生するかもしれません。
それらを防ぎ、より満足度の高い家づくりをするために、ローコスト住宅以外を提供する業者もチェックしてみましょう。
初期費用は割高になるかもしれませんが、数十年単位で比較するとローコスト住宅よりお得になるかもしれませんよ。