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コラム COLUMN

約6年ぶりの高水準です。

国内3メガバンクは、2月に適用する住宅ローン(固定型10年)の金利を6~6年半ぶりの高水準に引き上げました。

それに伴い、大手5行も金利を引き上げています。前回お話した電気料金も含め、最近は値上げのニュースが多いですね。

そういえば、今年の春闘では、例年以上に賃金の引き上げが注目されています。   

岸田首相は3%超の引き上げを要請していますが、せめて各種値上げ分をカバーできる程度は期待したいところです。

良い機会(?)なので、各種預金の金利の引き上げも…。

 

■金利引き上げの理由は?   

住宅ローンの金利は、10年ものの日本国債の利回りを参考にしています。

その利回りが、1月31日に0.185%となりました。0.1%を超えるのは6年ぶりで、マイナス金利導入以降、最も高い数値です。

そのため、住宅ローンの金利も引き上げられることになりました。

ちなみに、2月2日に財務省が発表した2月に発行する個人向け国債の初回利子の適用利率も、年率0.11%に引き上げられています。(1月は0.07%)

 

■いつの金利が適用される?

新築費用は、契約時(着手金)、中間時(中間金)、引き渡し時(残金)のように、複数回に分けて支払います。

手持ち資金で対応できない場合は、金融機関に事前に申請を行い、着手金や中間金を『つなぎ融資』で支払います。

このように、つなぎ融資を利用した方の中には、最初に申し込んだ日や契約した日、つなぎ融資を受けた日などの金利が、

住宅ローンに適用される金利だと思う方もいるそうです。

しかし実際は、申込時の金利を適用する金融機関もあれば、つなぎ融資を相殺して正式に住宅ローンを実行する『引渡し日』の金利を適用する金融機関もあります。

 

■こんなセールストークに注意

「今後も金利上昇が続くかもしれないので、できるだけ早く契約しましょう」「この金融機関は、提携しているので他より早く審査してもらえます」

「低金利のうちに上限まで借りて、余った分を返済に回した方がお得です」などのように、不安感やお得感に働きかけるセールストークは要注意です。

金利を優先し、打ち合わせや資金計画が不十分なまま家づくりを進めると、思わぬ失敗や後悔が待ち受けているかもしれません。

 

■金銭感覚

今月、スタッフが食卓に欠かせない食品を買いに行ったところ、先月より100g当たり10円の値上げ表示が…。

そういえば先日、プリクラ好きのお子さんも、「400円のプリが500円!?一気に100円増ってひどくない?」と嘆いていたとか。

このように、普段は10円や100円の変化に敏感な方でも、家づくりでは「せっかくだから、多少高くても気に入る方を選ぼう」と満足度を優先し、

予算オーバーすることがあります。家づくりは、普段より桁が大きい選択が多いので金銭感覚が狂いがちです。   

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