コラム COLUMN
電気料金の値上げが続いていますね
大手電力会社10社のうち、9社が3月の家庭向け電気料金を2月と比べ値上げする見通しです。さらに、大手都市ガス4社も揃って値上げする見込みです。
標準的な家庭の値上げ幅は数百円なので、一見、それほど負担に感じないかもしれません。
しかし、1年前と比べると1,000円以上も値上がりしています。
そのほかにも、最近は、食品や嗜好品、紙製品など、生活に欠かせないアイテムの値上げが続出しています。塵も積もれば山となります。
これはもう、やりくりのスキルアップが欠かせませんね。
■値上げの理由
原油や火力発電の燃料である液化天然ガス(LNG)などの輸入価格の上昇が続いています。
また、この冬の厳しい寒さにより電力需要が増加するとの予想や、天候不良により再生可能エネルギーの供給量が安定しないこと、
原発の稼働率が低いことなども理由として挙げられています。(再生可能エネルギーとは、太陽光・風力・地熱などのように、自然界に存在するエネルギーのこと)
■冬の使用量を減らすために
原油や液化天然ガスの需要は世界的に高いので、価格は今後も高止まりすると予想されています。とはいえ、冬の無理な節電は、健康を損なう恐れがあります。
・建物の断熱性を高める ・長時間使用しない機器のプラグを抜くなどして待機電力を減らす ・見ないテレビや不要な照明はこまめに消す
・カーテンや断熱シートなどで冷気の侵入を防ぐ ・エアコンは自動運転にし、サーキュレーターや扇風機を併用するなどの方法で、無駄を減らし効率良く使いましょう。
■もう一工夫
暖房器具のフィルターのこまめな掃除は、電気代節約だけでなく火災予防にも役立ちます。
また、エアコンの室外機の周りのモノを片付けることは、見映えを良くするだけでなく、暖房効率の向上にも役立ちます。
最近は、一人用のこたつやホットカーペットなど、少ない消費電力で必要な分だけ暖める暖房器具が増えています。
低温やけどや乾燥などに注意しつつ、暮らし方に合う暖房器具を探してみましょう。
■体感温度
今、みなさんがいる部屋の湿度はどれくらいですか?湿度を上げると体感温度も上がります。
「室温は適正なのに肌寒いな…」と感じる部屋は、乾燥による肌やのどのダメージも心配です。
なお、湿度が40%以下になると、ウイルスによるリスクが高まります。60%以上になると、カビによるリスクが高まります。
冷え性で寒さによる影響を受けやすいなら、加湿で湿度を補いつつ、3つの首(首・手首・足首)や、4つめの首(くびれ)も保温するといいですよ。