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コラム COLUMN

前回のライフイベント表に、項目を追加しましょう。

前回、今後のライフイベントとその費用をまとめることについてお話ししました。

この作業を行うと、今後必要になる住宅資金や教育資金の目安もわかります。

その表に、毎年予想される収入や支出などを書き込むと、貯蓄できる年や、やりくりが大変な時期が見えてきます。

■「収入」「支出」「収支(収入-支出)」   

収入の欄には、ご夫婦の年収や児童手当などの合計を記入します。支出は、家計簿の支出額を参考にし、その年のライフイベントに必要な費用を加えて記入します。

家計簿をつけていない場合は、通帳の残高の増減を年単位で調べると良いでしょう。

より詳細に可視化したいなら、「夫収入」「妻収入」「生活費」「教育費」「一時的な支出」などのように項目を増やしましょう。

 

■赤字対策は?

収支を一年単位で書き出すと、家計に余裕がない時期がわかります。その時期を無事に乗り越えるため、収入を増やす方法や支出を減らす工夫を考えてみましょう。

家計が厳しくなるまでの期間に余裕があるなら、学資保険や財形貯蓄、資産運用などの方法も良いでしょう。

 

■老後の資金作りは、いつどれくらい?

「教育資金」「住宅資金」「老後資金」は、人生の三大資金と言われるほど多額の資金が必要です。

そのため、教育資金や住宅資金で手一杯の時期は、「とてもじゃないけど老後に備えた貯蓄まで手が回らない」と嘆く方は少なくありません。

みなさんの家庭では、老後の資金をどのように確保しますか?・年金は、全額を老後の資金に充てる

・十分な貯蓄ができないから、その分、定年後も働けるよう健康管理する ・保険の見直しや資産運用など、お金の動かし方を工夫する

・家づくり計画を縮小して住宅資金を減らす ・奨学金を借りるなどのように、家計に応じた対策を考えてみましょう。

■老後は持ち家?賃貸?

持ち家は、住宅ローンを完済した後も、固定資産税やメンテナンス費用が必要です。しかし、万が一の際は資産として活用できます。

一方、賃貸は持ち家より転居が容易なので、状況に応じて住み替えることができます。しかし、高齢になるほど賃貸契約が難しくなると言われています。

また、住み続ける限り賃貸料を負担しなければなりません。   

ある知人は、郊外の広い持ち家を賃貸物件として貸し出し、その家賃収入を利用して、利便性の良い地域に程よい広さのアパートを借り、独り暮らしを満喫しています。

掃除や買い物の負担が減り、とても快適だそうです。こんな暮らし方もあるんですね。

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