コラム COLUMN
みなさんはお風呂の結露に悩んでいますか?
寒い時期の入浴で、一番の心配事と言えば『ヒートショック』です。
温度差による健康被害を防ぐため、・住宅内の温度差を無くす ・脱衣所や浴室を事前に温めておくといった方法が推奨されています。
ところで、寒い時期の浴室には、他にも気を付けたいことがあります。それは『カビ』です。
あなたのお宅では、入浴中に換気扇を回していますか??換気扇を使うと、外の冷たい空気が入り込みます。
すると、冷たい空気が浴室の壁や天井を冷やします。当然、湯気の温度も下がります。その結果、壁や天井に大量の結露が発生してしまうんです。
浴室内の結露やカビは、見つけやすいのですぐ掃除できますよね。浴室用の防カビくん煙材を定期的に使えば、カビの増殖を抑えられます。
しかし、くん煙材は換気扇を止めて使用します。そのため、換気扇の裏や天井裏への効果は期待できません。
その結果、見える範囲をこまめにケアしているお宅でも、目 の届かない場所で恐怖を感じるほどのカビが発生していることがあるんです。
ちなみに、TOTOの公式サイト(お客様サポート)には、以下のように記されています。
■結露の発生をできるだけ防ぎたいとき
・入浴中のお願い
入浴しながらの換気扇のご使用はお控えください。換気扇を作動させていると、天井付近で結露が発生しやすくなります。
・入浴後のお願い
換気を実施してください。浴槽のお湯を溜めたままにする場合は、ふろふたを閉めておくと結露の発生を抑えられます。
入浴後に冷たいシャワーを浴室全体にかけて、室内の温度を下げてから換気をするとさらに効果的です。
■色つきの水滴が落ちてくる場合
・入浴剤を使用した際の湯気が、天井や換気扇などに結露している可能性があります。
・換気扇内にホコリや汚れがたまっている場合、汚れた結露が降ってくることがあります。換気扇のお手入れを実施してください。
いかがでしたか??もし今、浴室の結露で悩んでいるなら、今日から早速試してみましょう。
結露は、住まいにとっても家族にとっても百害あって一利なしです。しかし、浴室の断熱についての考え方は業者によって異なります。
そのため、床下まで念入りに断熱する業者もいれば、「湿気がこもるといけないから」と、あえて空気の通り道を残す業者もいます。
その業者の断熱方法がどんな結果をもたらしているかは、OBさんのお宅を見せてもらえばわかります。
せっかくなので、OBさん宅見学会があればお願いしてみましょう。
もし、OBさんが適切に使用しているにも関わらず、見えにくい部分にカビが発生しているのなら、その業者の浴室断熱は不十分だと考えられます。
OBさんも早期発見できるのでWIN-WINだと思いますよ。