コラム COLUMN
浴室づくりで気を付けたい3つのこと
入浴は、体を清潔にするだけでなく、疲労回復、リフレッシュ、ダイエットなどにも役立ちます。
子どもとのコミュニケーションの場として重宝している親御さんもいますよね。
そのため、材質や性能などを厳選し、理想の浴室づくりを追求するのは当然のことと言えるでしょう。
しかし、理想通りに仕上げたつもりだったのに、住み始めてから後悔した方は少なくありません。
そこで今日は、浴室づくりで気を付けたい3点についてお話します。
■色
黒などの濃い色は落ち着いた雰囲気を表現できますが、水垢が目立つので毎日の掃除が欠かせません。
入浴剤の色が映えないので、色の変化を楽しみたい方には不向きと言えるでしょう。一方、淡色系は水垢が目立ちませんが、髪やカビは目立ちます。
全体をホワイト系で統一すると空間は広く見えますが、シンプルすぎるので、壁の一面だけ色を変えるなどの工夫をする方もいます。
■広さ
一般的な浴室の広さは、0.75坪、1坪、1.25坪の3種類です。浴室が広いと、子どもと一緒でも快適です。
入浴の介助をするときも、狭さに苦労することはないでしょう。しかし、浴室が広くなるほど掃除の手間が増えます。
また、浴槽が広くなるほど水道光熱費が増えます。浴室設備の耐用年数は10~20年ですが、広いほどリフォームの費用も増えるので注意しましょう。
■標準仕様の内容
ハウスメーカーなどが提供している『標準仕様』には、みなさんにとって、性能や設備に過不足があるかもしれません。
たとえば、浴室で洗濯物を乾かさない家庭には、そのための設備は必要ありませんよね。
また、冬でも冷たくない床、お湯が冷めにくい浴槽、水切れが良くカビが生えにくい浴室などのこだわりがある方にとって、
その要望を満たしていない『標準仕様』では満足できないことでしょう。ですから、もし標準仕様を提案されたなら、みなさんが満足できる内容か確認しましょう。
オプションや他社製品などの選択についても相談すると良いでしょう。