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コラム COLUMN

困った時、最も頼りになる相談相手は施工業者です。 

地震や台風などの自然災害で大規模な被害が発生した際、必ずと言っていいほど悪質業者がやってきます。

実際、国民生活センターには、・日に3~4回訪問され、屋根の吹き替え工事契約を迫られた

・屋根の無料点検後、このまま放置すると雨漏りすると言われ高額な契約をさせられた

・豪雨で雨漏りしたので修理してもらったが、さらにひどくなった ・雪下ろし作業後に、当初より高い金額を請求された

・屋根の修理工事を、火災保険の保険金の額で行うと言う業者が信用できない ・アンケートに答えたら補償金が受け取れるなど、数多くの事例が報告されています。

また、慈善団体の名を利用して寄付金を募ったり、「火災保険で補修できるから」と、必要以上に大掛かりな補修契約を迫る事例もあります。   

それだけではありません。災害時以外の平穏なときでも、「近所で屋根の補修をしていたら、お宅の屋根が見えた。瓦がずれているので、無料で補修しましょうか?」

「あなたの知り合いの方の紹介で伺いました」など、親切さをアピールして油断させ、言葉巧みに契約を迫る事例もあります。

本当にただの親切心にすぎない場合もあれば、そうでない場合もあるので、見分けるのが難しいものです。そんな時、心強い支えとなるのが施工業者との絆です。

皆さんが施工を依頼する業者が、・アフターサービスに力を入れている ・住まいの困りごとを気軽に相談できる ・迅速に対応してくれる

・引き渡し後も、施主との繋がりを大切にしている ・定期的に、住まいづくりや家守りに関する情報を提供しているといった業者なら、

訪問セールスを受けた時、その旨を相談できます。「施工業者に対応してもらいます。御親切にどうも。 」と撃退することもできます。

ただし、その業者の経営状況が安定していなければ話は別です。

帝国データバンクによると、建設業者の倒産件数は2021年上半期だけで530件だったとか。(前年同期比16.4%減で、半期ベースで過去最少)

負債による倒産がほとんどですが、人手不足や後継者難による倒産も見受けられます。仕事があっても対応できず倒産するなんて、何ともやるせないですね。

さて、話が少々脱線してしまいましたが、自然災害に関連するトラブルや、訪問営業による勧誘を受けた際、

最も心強い相談相手は、皆さんの住まいを知り尽くした施工業者です。

施工業者を選ぶ時は、価格やデザインなどの目に見える部分だけでなく、数十年先までパートナーとして付き合える相手かどうか、しっかり見極めましょう。

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