コラム COLUMN
水道局の関係者を装う不審者に注意しましょう。
ある日突然、「水道局から依頼されて水質検査に来ました」と、身分証を首から下げ、作業服を着た人が来たとします。
このとき、何の疑問の抱かず自宅に招く人もいれば、不信感を抱いて検査を断る方もいます。皆様なら、どんな対応をしますか??
■不審者情報の事例
・試薬で水道水を変色させて不安感をあおり、浄水器の購入を勧めた ・「近所で水道工事をしているご縁で、周辺のお宅を点検している」と工事店になりすまして点検し、
不必要な工事を勧めた・水道局職員と名乗り、事前に点検訪問の電話案内をして信用させ、後日、すぐに工事が必要と、その場で工事をして代金を請求した
・水道局職員と名乗り、「複数のデータ収集が必要」との名目で住所や名前、口座情報などを聞き出した
・郵便受けから抜き取った検針票を見せ、「集金に来ました」と言って現金をだまし取った
・皆さんからの依頼を受けていない調査や検査 ・水回りの修理や代金の請求 ・浄水器などの訪問販売・レンタル・あっせん
・訪問による料金徴収(訪問する場合、あらかじめ文書で連絡する) ・メールでの料金請求
■トラブル防止のために
・「必要が無い」「怪しい」と思ったら、はっきりと断りましょう。
・皆さんから依頼していない場合、玄関先で対応して自宅に上げないようにしましょう。
・委託証明書や水道局が発行した身分証明書を携帯しているか確認しましょう。正規のものか分からない時は、その場で水道局に電話しましょう。
・契約する前に、家族や水道局に相談するなど慎重に対応しましょう。
・宅地内で勝手に作業している不審者には、毅然と退去を通告しましょう。(退去しない場合、警察に連絡してかまいません)
・浄水器の契約を行った場合、クーリングオフ期間内ならクーリングオフの手続きを、期限を過ぎている場合は、地域の消費者センターに相談しましょう。
■「無料」を強調する人は怪しい
水道局が行う水質検査は無料ですが、住民からの依頼を受けた場合に限り行うもので、水道局から働きかけてくることはありません。
ですから、「無料で検査しますよ」というセールストークを使うこと自体が間違っており、到底信用できるものではありません。
「無料」をアピールする勧誘を受けた時は、何かしらのウラがあると用心した方が良いでしょう。