コラム COLUMN
家族が快適に過ごせる広さはどれくらい??
今の住まいの狭さにストレスを感じている方は、新居に広さを求めがちです。しかし、その広さが原因で使い勝手が悪くなることがあります。
例えばトイレ。広いトイレは、車椅子や介護にも対応できるメリットはありますが、・便座からペーパーホルダーまで離れており、子どもでは手が届かない
・便座をペーパーホルダーに寄せたため、反対側ががら空きで不格好 ・施錠を忘れて便座に座ったとき、ドアに手が届かないので施錠できないといった事例があります。
そんな失敗を防ぎ、皆さんと家族に最適な広さを知るため、モ デルハウスやショールームなどでさまざまな広さのトイレを体感し、
最も使い勝手の良い広さを探してみましょう。
次はリビング。リビングが広いと開放感はありますが、・おもちゃなど、個人の持ち物がリビングに集まるので片付かない
・人や私物が家事動線の妨げになるのでイライラする・広くて冷暖房が効きにくい上に電気代も高い
・広いからと大きめのソファーや家具を買ったところ、使い勝手が悪くなったなどの後悔をしている方もいます。
そのような場合を想定して、・持ち込む私物の量を制限する ・家事動線に配慮した間取りにする
・冷暖房に必要な光熱費をシミュレーションし、断熱性向上などの対策を図る ・使い勝手を確かめながら、徐々に家具を増やしていくなどの対策を考えておきましょう。
次はキッチン。キッチンが広いと、複数で作業しても邪魔にならないので楽ですよね。
しかし、冷蔵庫や収納スペースまでの距離が遠いと作業動線が長くなるため、負担を感じる方もいます。
広くする時は、冷蔵庫や食器棚などのよく使うアイテムの配置を工夫して、移動の負担を減らしましょう。
広い空間は快適ですが、広すぎる空間はストレスの原因になります。それに、無駄な空間を減らせば、その分費用も節約できます。
家族が負担を感じず、快適に過ごせる広さはどれくらいなのか、それぞれの行動をシミュレーションしながら考えてみましょう。