コラム COLUMN
担当者だけでは本当の信頼度はわかりません。
あなたは、新築経験者に「その業者を選んだ決め手は?」と尋ねたアンケート調査を見たことはありますか??
私は10年以上チェックしていますが、毎回のように1位になるのが「信頼できる営業マン(に出会えたから)」という回答です。
業者選びの段階では、施主は様々な営業マンと接します。しつこい営業攻撃を受けるなど、嫌な思いをすることもあります。
そんな経験を持つ人ほど、信頼できる営業マンとの出会いに価値を感じるのかもしれませんね。
しかし、全幅の信頼を寄せる営業マンが担当するのは打ち合わせまで。新築現場を担当するのは、現場管理者や大工、各種専門業者などです。
営業マンにできるのは、彼らとあなたの連絡係程度です。皆様は、施工現場での経験談として「営業マンはとても愛想が良かったのに、現場の職人は無口で愛想が悪い」
「近寄るなという空気が感じられ、大工さんに話しかけられない」「室内を見学したいと頼んでも、理由を付けて断られる」といった話を聞いたことはありませんか??
現場がそんな雰囲気だと、施主は自分が拒否されているように感じます。すると、現場から足が遠のくだけでなく、そこで作業する人々に対しての不信感が募ります。
そのため、「手抜き工事や施工ミスをされないだろうか」「作業の音のせいで、入居後に苦情を言われないだろうか」など、
どんどん疑心暗鬼になり、家づくりを楽しめなくなるケースもあるんです。もちろん、そんな現場だけではありません。
施主の中には、大工の対応や丁寧な仕事に誠意を感じ、より一層新居に愛情を感じるようになった方もいます。
気になる業者を見つけたら、ぜひ施工中の現場を見学してください。代表者と話せる機会があれば、ぜひ話してみてください。
OBさんのお宅を見学できる機会があれば、ぜひ見学してください。そうすれば、彼らの家づくりや人間性を知ることができます。
引き渡し後も共に家を守っていくパートナーとして、ふさわしいかどうか見極めることもできます。
面倒に感じるかもしれませんが、業者との付き合いは、その家に住み続ける限り続きます。知る努力をして、皆様が損をすることはありません。