コラム COLUMN
造作家具での失敗を防ぐために
今日は、造作家具についてです。
造作家具とは、それぞれの部屋に合わせて作られた家具のことです。作り付け家具とかオーダーメイド家具ともいいます。
造作家具は、現場で大工さんが作ることもあれば、ある程度仕上がったものを搬入し、現場で仕上げることもあります。
メリットとして、・部屋に統一感を与える ・デッドスペースを有効利用できる ・サイズや素材、仕様などの細かい要望を実現できる
・地震の際、家具の転倒を心配せずにすむなどが挙げられます。
一方、・気軽に配置 を変えられない ・既製品より割高 ・サイズや素材などを細かく指示しなければならない
・撤去後は、クロスの補修や貼り替えが必要といったデメリットもあります。
ですから、家族の成長に合わせて家具のサイズや配置を変えたい方は、どこまで採用するか慎重に検討した方が良いでしょう。
ちなみに、先輩施主の失敗談や後悔には、「奥行や高さが使い方に合っていなかったので不便」「素敵な家具を見つけても、撤去費用を思うと買い替えできない」
「凝ったデザインにしたところ、壊れやすく補修費用もかさむ」「棚板の高さを調整できないので、収納できるサイズが限られる」
「水回りなのに耐水性が無い素材を使ったので、劣化が早い」「テレビを置くのに、ケーブル穴やコンセントをつけ忘れて困った」など、数多くの事例があります。
そんな失敗を防ぐため、造作家具を作るときはどこで何をどう使いたいのかをできるだけ詳細に想像してそのイメージを業者と共有しながら図面に起こしていきましょう。